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お蕎麦屋さんの絵に元気を貰う!

お蕎麦屋さんの絵に元気を貰う!

出入口に近い壁際に、細長テーブル席があり、その壁に大きな絵が掛かっています。
迫力のある、力強い、黒々とした太い輪郭線が特徴的な作品。
ネオン煌めく沢山の看板がひしめき、ファストフード店や飲料メーカーの名前、焼酎の瓶がドンと描かれています。
手前には沢山の人が行き交う姿、中には飲食を楽しんでいる人も。
直ぐにススキノだと分かります。

昭和53年、54年ころ。歩行者天国になっていたそうで、熱気に包まれた賑やかな夜の楽しさ、わくわくした感じが伝わってきます。

夕張出身の画家、小林正雄(1918~2010年)さんが描いたススキノの街です。
小林さんは、炭鉱で働きながら夕張の風景などを描き、道展などに出品。
炭鉱の時代を肌で知る画家にお一人です。

この絵画は、夕張にご縁がある店主の飯島誠一さんが、
小林さんのご家族から、飾って欲しいと預かっているものだそうです。
風景画がなど沢山あった作品の中から、ススキノの街を描いた2作品を飯島さんが選びました。

財政的に厳しい夕張市と、ススキノ飲食店の置かれている厳しさも重なり、
炭鉱時代を肌で知る、小林正雄さんだから描ける力強さが、厳しさを跳ねのけるように感じます。
だから元気を貰えるのかな。

因みに、この絵を見ながら、この時期お薦めのメニューを紹介。

「冷たいお蕎麦は体が冷える。だからと言って熱い蕎麦は食べたくない」そんな方にピッタリです。
「肉ぶっかけ蕎麦」750円
冷たく締めた歯ごたえのある蕎麦に、豚肉の味が染み出した熱々のつゆをジュワッとかけて絶妙な温度の汁で頂く《ぬるうま》。
豚肉と長ネギの旨味に、あっさりの大根おろし、大葉、たたき梅が乗っています。

札幌市中央区大通西17丁目
そば居酒屋『一紗(いっさ)』
営業時間:昼11:00~14:00 夜:17:00~21:00
定休日:日曜日