• info@tamuramika.jp

日別アーカイブ2020年4月20日

分離放送

第2スタジオに設置されたアクリル板

新型コロナウイルスの感染防止の為
「スタジオにアクリル板が入りました」と言っていたばかりなのですが、
日々状況は変化して、相方の水野AN、加藤ANとは別れて、
放送することになりました。

第3スタジオBブース

通常「ナルミッツ!!!」の放送は、第2スタジオですが、
第3スタジオに移動して、水野ANはAブース。私はBブースに入っての放送です。

このBブースで生放送をするのはウン十年ぶりになります。
当時アナウンス部に所属していた新人の頃の思い出が詰まったスタジオです。

午前10時台、番組と番組を繋ぐステーションブレイク(5秒、10秒、30秒)いう空き時間を埋めてゆく生放送をしていたんです。

「お聴きの放送はHBCラジオです!」と呼び掛けたり、
季節の話題や最近気になるトピックスを紹介するという、
わずかな時間でしたが、工夫して自分の思うように使える楽しさがありました。

最初は緊張していた仕事も慣れてくると気が緩むもので、
1カ月程経った頃に私は読み間違えをしました。

天気予報を呼んでいて「○○の東(ひがし)海上を・・・」というところを、
「○○の東海(とうかい)上を・・・」と言ってしまいました。
間違えたことにも気付いていませんでしたが、
コーマーシャルに入って直ぐに、当時アナウンス部のデスクをされていた
河原多恵子ANがこっそり第3スタジオのブースの扉を開けて入ってこられました。
私の目の前に腰を下ろし、静かに優しく「今、読み間違えをしました。慣れてくる一カ月ぐらいが一番間違えるものだから、気をつけましょうね。」と仰ったんです。
一カ月もすると誰も何も言わなくなります。きちんと聴いて下さっていたことが嬉しくて泣いてしまったことを覚えています。

そんな思い出のBブースからお送りする最初のテーマは、

「初心を思い出す」にしました。

当時に比べて、マイクやモニターが新しくなったり、1つしかなかったボタンが10個くらいに増えていましたが、畳3畳ほどのこじんまりとした大きさはそのままのBブース。

暫くお世話になりそうです。ヨロシク♪